2016年3月26日土曜日

鳥取県の人口は2016年3月1日現在57万2265人です

毎月お送りしております鳥取県の人口レポートですが、

3月1日時点で57万2265人となりました。

人口は先月比で266人減、自然減319人、社会増53人でした。

2月ということで、うるう年とはいえ他の月より日数が少ないため、

例年、減少幅が小さい傾向にあります。


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12カ月移動平均をみると、

減少ペースが少しだけ鈍っています。



























前年同月比でみると、減少ペースが鈍ったとはいえ、

-3900人程度を維持しています。

















出生数は減少、死亡数は増加の傾向で、

自然減のペースは早まっているままです。



3月、4月は大きな社会減があることは確実です。

どのような変化があるか、注目していきましょう。

2016年3月6日日曜日

鳥取県の人口推移について少し調べました(その1)

毎月の人口統計についてはウォッチしてきましたが、

年齢別の人口推移についても少し調べてみました。


まずは2002年と2015年の人口ピラミッドを見てみましょう。



13年経つと少し形が変わっているのがわかりますね。

まず、概ね22歳以下のいわゆる若年人口が減っていますね。

また、高齢化も当然進んでおり、80歳以上のゾーンがどっと増えており、

95歳以上の人口も増えていますね。


ただし、高校を卒業して県外に出ていき、

大学を卒業したくらいで戻ってくるという傾向に大きな変化はありません。


参考までに、丙午の影響でポコッとへこんでいる場所がわかりますね。




次に、人口比率を見てみましょう。

ここでは、2002年, 2003年, 2012年, 2013年, 2014年, 2015年についてみてみます。



やはり、2002年、2003年と比較すると、10年程度でかなり変化が生じており、

少子高齢化が分かりやすいですね。

2012-2015年についても、ジリジリとした少子高齢化が見てとれます。



次は、年齢別人口を見てみましょう。



こちらを見ると、さらに少子高齢化と人口減少が分かりやすいですね。

線が右方向へ延びていき、各年齢における値が小さくなっています。

ここでも丙午がよくわかりますね。

なお、95歳以上については一括となっていることにご注意ください。



最後に、2015年1月以降の人口推移から、今後の人口を推定してみました。

なお、今回は単純化し、以下にて推定しました。

(1) 人口増減12カ月平均の最大値(最高推定)による等差
(2) 人口増減12カ月平均の最少値(最悪推定)による等差
(3) 前年同月比率の最大値(最高推定)による等比
(4) 前年同月比率の最小値(最悪推定)による等比



まずは2150年までの長期推定です。

等比推定では2150年時点で30万人~25万人程度、

等差推定では2150年時点で10万人~2.5万人程度となりました。



次に2035年までの20年程度の推定です。

等比推定では2035年時点で52万人~51万人程度、

等差推定では2035年時点で50.5万人~49.5万人程度となりました。


なお、実際には、長期になればなるほど、

いつかの段階で一気に地域経済が崩壊する可能性がありますので、

この推計通りにはいきません。


次の機会には、人口構造を加味した人口推計を実施してみたいと思います。