2016年10月31日月曜日

続報1 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?

下記にて豊洲市場の地下水位についてブログを書きましたが、
今回は、その 続報1 となります

<参考>
豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?


豊洲市場の地下水位について
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/siryou/waterlevel/



さて、10/28までの地下水位の推移を確認してみましょう。
















グラフを見る限り、全体として、水位は下落傾向にあります。

一方で、約1カ月分のデータとなりますが、以下のような傾向が見られます。

・初期水位が高かった観測点は、地下水位低下幅が大きい
・初期水位が低かった観測点は、地下水位低下幅が小さい
・時折、水位上昇がみられることがある (有効数字の問題か?)

ここからは私の考察ですが、、、

・水位が高い場所は静水頭が大きいため、ポンプ流量の増加につながる?
 (水位が低いところはその逆)
・水位が低いところの地下水位をさらに下げると、
 周囲の水位が高いところから水が流れ込むため、水位が下がりにくい?

以上のような現象が考えられます。
また、この期間はさほど大雨が降っていないため、
大雨による地下水位の変化への影響は読み取りづらいです。


豊洲市場の地下水管理システムは管理水位を2.0m、
目安は1.8mとして稼働しています。

ただ、短期間、少なくとも1カ月程度では、
その水位まで管理できるほど高い能力ではないようです。

もっとも、それ自体は悪いことではありません。
早い話、ピーク時の能力に合わせて設計すると、
通常時には設備過剰になってしまうからです。

まだひと月ですから、この期間だけで判断するのは不十分です。
もう少し、長期観察を進めていきましょう。


2016年10月19日水曜日

豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?

皆さん大注目(棒)の豊洲市場ですが、

ヤフートップニュースにこんな記事が載っていました。

消えてしまうかもしれないので、スクリーンショットをとらせていただきます。

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豊洲市場の地下水管理システム稼働も大半の地点で水位下がらず
TBS系(JNN) 10月19日(水)20時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161019-00000138-jnn-soci

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ということで、豊洲市場の公開データをもとにグラフにしてみました。

参照先はこちらのホームページです。


豊洲市場の地下水位について
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/siryou/waterlevel/


さて、グラフです。















注記:
 ・「点検中」の点については、本グラフ中では水位を 0 mとしています。
  なお、点検中となっている点があるは、10/19現在では10/3の9]00時点のみです
 ・「5.0超」となっている点は、便宜上、5.0 mとして処理しています。



ニュースの記事によると、

今月14日から本格稼働を始めた

とのことですが、実際のところいつから地下水管理システムが稼働を始めたのか、

ネット検索の範囲では見つかりませんでした。

水位の経過から推察するに、10/3に調整を開始しているのでは。。。?

と想像しますが、あくまで想像です。


ところで、本グラフを見て、皆さんはどう思いますか?

あくまで個人の主観ですが、

確かに、一部で水位が上昇している部分もありますが、

データ公開が始まった10/3以降、全体的に低下傾向と思います。

もう少し長い期間を見てみないと何とも言えませんが、

凄くざっくりとした計算ですが、

10/3から10/19の間で、全21ポイントの単純平均では 0.5 m ほど水位が低下しています。


本格稼働したとされる10/14から10/19の期間だけを切り取ってみれば、

確かにニュースで報じている通りほぼ水位に変化がなく、一部では上昇しています。

ただ、それって本当にフェアな報道ですかね?


そもそも、この公開データの有効数字は小数点以下1桁までです。

地下水は常に動いているので、短期間だけで見れば上下の変動はあり得ます。

また、この期間、気象庁の東京でのデータを確認すると、

10/17の7時~13時まで、10/18の1時~4時の間は降水が観測されています。
(参考) 気象庁HP
 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php


雨が降ったのであれば、一時的に地下水位が上昇してもおかしくはありません。

実際、降水が観測された期間の後では水位が上昇しているポイントがあります。

マスコミにありがちですが、

恣意的にデータを切り取って報道するのはフェアじゃありません。

システムを稼働したら何があってもそのまま延々と地下水位が下がり続ける仕様なのですか?

それはつまりどんな水の流入(降水など)があっても、地下水位をキープできるとしたら、

それは過剰なシステムなのではないですか?

地下水位管理システムに要求される仕様は、

この資料によると、概ねA.P.+2.0mで管理することのようです。

地下水管理システムに関する説明資料
 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/18-3.pdf



本来的に必要な機能は、長期にわたって概ねA.P.+2.0mを満足することです。

この後も降雨の度に多少水位が上昇するでしょう。

問題は、その「程度」ではないですか?

設計仕様を満たさないほどに水位がジャブジャブになってしまったらそれは問題だと思いますが、

現状でそんな問題になるような状況ですか??


とりあえず、もうしばらく様子見が必要だと思われます。

2016年10月14日金曜日

2016年9月末時点 コーギーさんの資産公開

2016年9月末時点 コーギーさんの資産公開をします。

まずは資産構成から。





今月も引き続き、クラウドファンディングが資産の大半を占めています。
運用先はクラウドバンクです。
安定してリターンを得ています。

クラウドバンクでの運用記録はこちらのブログで。
クラウドバンク投資記録ブログ


次に資産比率が大きいのはFXです。
9月は円安方向に進んだため、
FX資産は11万円ほど膨らみました。


次は資産推移です。




9月末時点で、13,020,798円となりました。
前月比370,900円増加して、ついに1300万円の大台を突破しました。
次の目標は1400万円ですねぇ、、、
冬のボーナスにはあまり期待できませんので、
2月末くらい、遅くとも3月末くらいには突破したいものです。。。

2016年10月2日日曜日

鳥取県の人口は2016年9月1日現在57万0020人です

毎月お送りしております鳥取県の人口レポートですが、

9月1日時点で57万0020人となりました。

人口は先月比で183人減、自然減154人、社会減29人でした。


関連ブログ
鳥取県の人口は2015年9月1日現在57万0395人です
鳥取県の人口は2015年10月1日現在57万0188人です
鳥取県の人口は2015年11月1日現在56万9977人です
鳥取県の人口は2015年12月1日現在57万3185人ですか??
鳥取県の人口は2016年1月1日現在57万2969人です(暫定)
鳥取県の人口は2016年2月1日現在57万2531人です
鳥取県の人口は2016年3月1日現在57万2265人です
鳥取県の人口は2016年4月1日現在57万0381人です
鳥取県の人口は2016年5月1日現在57万0707人です
鳥取県の人口は2016年6月1日現在57万0569人です
鳥取県の人口は2016年7月1日現在57万0334人です
鳥取県の人口は2016年8月1日現在57万0203人です


















まずは全体の推移です。
12カ月移動平均では、季節要因の大きい4月、5月を過ぎた後、
少しずつですが減少ペースは加速しています。


















次に、前年同月比です。
前年同月比でみると減少ペースは加速気味です。
年後半に入りますが、どうなっていくでしょうか。。。






最後に、出生と死亡のデータです。
相変わらず出生数はほぼ横ばいから微減、
死亡数はほぼ横ばいから微増です。

その結果、自然減ペースは上昇傾向が明確になってきました。
冬に向けて死亡数が増えていくことから、
更に自然減ペースが速くなるかもしれません。

57万人割れは10月1日時点に持ち越しです。
お隣の島根県の人口も先日話題になりましたので、
今度、まとめてみようと思います。